ワクワク浪人日記

こんにちは、永山則夫です。

 

今日(4/12)から予備校の授業が始まったのだがこれがまあ本当にやばい。予想外にストレスが大きくポリシーを無視して抗うつ剤を服用したのだが全く効果がない。効果はあるのかもしれないが圧倒的すぎるストレスが薬効を上回っている。本当に助けてほしい。まず朝起きられないし、知らない人がたくさんいて怖いし、講師の声がデカすぎるし、なるべく誰にも注目されずひっそりと過ごしたいのに相沢忠洋が納豆の行商だったことを知っていた上にうっかりそれに答えてしまったせいでその後もやたら当てられて嫌だし、本気で退学を検討している。

 

予備校の時間割がイカれてるせいで今日は化学基礎を受けた後に日本史を3コマ連続で受けた後に1時間と少し自習時間があって(もちろん自習などする余裕はないので喫茶店で死んでいた)その後に地理を2コマ受けたのだが地理が魔境すぎてヤバかった。授業前に講師のおっさんが前の方に座っていた女に「地理は得意ですか?」と聞いていて、女が「得意です!」と答えていたのでおおーと思っていたのだが、蓋を開けてみるとその女は北回帰線を知らなかったし、地軸の傾きが何度なのかも知らなかった。わんちゃん中卒なのかもしれないと思って聞いていたが、隣の席の男は理系なのにボイルシャルルの法則を知らなかった。あれは中学の理科でもやるはずなので中卒だったとしても言い訳にならないだろう。ボイルシャルルは中学にもあまり行かなかった私でも一応知っていたのでこのクラスはかなりレベルが高いとみた。まずお前はどうして理系なのに地理にいるんだよ。共通テスト地理に論述ないだろ。その後も時差の計算ができない奴がいたり(サマータイムが何時間なのか知らなかったらしい)、対蹠点を知らない奴がいたり、講師の話を遮って質問したのに話を聞いてなくて「もう一度最初から言ってください」と言い出す奴がいたりして壮絶だった。お前はSiriかよ。

私は現役時代地理の授業を受けていたにも関わらず共通テストの得点率が6割程度というかなりの逸材なのだが、私を凌駕する逸材があまりに多かったため全く嬉しくない形で期待を裏切られた。そのため初めの方はイカれたメンバーが自己紹介代わりに狂気を見せつけて来るたびに受験やめろよと思っていたが途中から自分が受験をやめるべきなのではないかと思い始めた。私はあまり高校に行ったことがないのでよく知らないのだが、高等学校というのはあまり授業はしない武田塾のようなスタイルの場所なのだろうか。武田塾だとしても北回帰線は知っていると思うのだが。初学者が多いなら知らないことが多くても仕方ないのではないかとは思うのだが、一応そのクラスは応用を学ぶ予定だったのでかなり怖かった。私の知らない高等学校の地理の授業で一体何が起こっているのか。授業を始める前に、講師のおっさんはわからないことがあったらスマホを使って調べてもいいと話していたので話を止めるのはどうかと思うし、そもそも話している人を遮るのは失礼ではなかろうか。その上質問内容は全て配布されたテキストに記載されている。もしかしたら全盲だったのかもしれないのであまりチクチク言葉で責めるのはよくないが、それにしてもまあひどい。普通に病んだし私が永山則夫だったら普通に乱射してた。あいつらのせいで四日間続いてた禁煙に失敗したし、講師のおっさんの話を遮って質問し続ける奴のせいで休憩時間がなくなって膀胱炎になりかけている膀胱が耐えきれずに最後の方は震える手で板書する羽目になったしブログに悪口書くくらいは許されると信じている。てか普通に誰か助けて。昼ごはん45分で食べて戻るの無理だけど絶対教室で食べるの嫌だしキチガイと関わりたくないからエレベーター使えないし一つ一つは小さなストレスでも蓄積され続けると死んでしまう。あと講師のおっさんはかわいそう。あまり遠出はできませんがお昼一緒に食べてくれる方はDMください。

播磨屋カチコミのナラティブ

こんにちは、重信房子です。

 

先日、マブダチの神崎智洋(偽名)と日本一おかき処播磨屋本店の生野総本店にカチコミかけてきたからその日記を書いていく。

 

播磨屋総本店を知らない方もいらっしゃると思うのでまずは播磨屋の簡単な説明から始めようと思う。播磨屋とはおかき屋である。しかしただのおかき屋ではない。まあ播磨屋がただのおかき屋ではないことくらいはわざわざ生野くんだりまで出かけていることからも若干匂わせられてはいるのだが、とにかく播磨屋はただのおかき屋ではない。ただのおかき屋ではないどころか異常なおかき屋である。しかしどう異常なのかを形容するのは難しい。難しいのでホームページを貼っておく。各位目視で播磨屋の異常性をご確認いただきたい。

日本一おかき処 播磨屋本店

お分かりいただけただろうか。まず理念コースと買い物コースが存在する時点でおかき屋のホームページとしてはかなり異常なのだがその理念が物凄い。まあこれはホームページを読んだ方が余程分かりやすいと思うのでこの話はいいだろう。

 

まず同行者を紹介する。本日の道連れは神崎智洋という兵庫県進学校から東京大学理科三類に進学する予定の愉快な秀才である。彼は寺社仏閣、レゴ、気動車などに精通していてゲラで前跳びの上手い爽やかでナイスなガイなのだ。彼のことをもっと細述すべきか考えたがこれ以上彼のことを知りたい方には本人のTwitterでも見ていただいた方が早いのでこれまでとする。

さて、生野に行くに至った経緯である。入試前の計画では私と神崎智洋は北海道でウポポイに行ったり縄跳びをしたりお絵かきをしたりする北海道お絵かきツアーを開催する予定でいたのだが、コロナウイルスが猛威をふるうこのご時世ではそれも難しく、北海道お絵かきツアーは中止せざるを得なかった。残念なことだ。しかし入試が終わった神崎智洋といつ何時も遊びたい私が同じ関西にいるのに遊ばない手はない。そこで生野である。ちなみに私が助次郎とのエンカを提案したとき、神崎智洋は「生野に行くの?」と言ったらしい。

余談だが、私の実家は赤坂御用地の近所にあり日曜になると助次郎のトラックが爆音で怪文を流しながら御用地の周りをグルグルしていたため爆音怪文放送をBGMに家族でバーベキューを楽しみながら育った。そんな経験も相まって助次郎の怪文には割と慣れ親しんでいた。これが助次郎英才教育である。一説によると伸芽会よりも役立つらしい。自分語りはいい。

 

京都から生野までは片道3時間程度かかる。姫路のさらに先なので当たり前と言えば当たり前なのだがかなり遠い。朝9時に大阪駅で神崎智洋と待ち合わせをして、姫路に向かった。私がJRを使い慣れていないせいで待ち合わせがグダグダになってしまった。神崎智洋から駿台の広告の前にいると言われたのだが、彼が目印にした駿台の広告はデジタルサイネージで画面がクルクルと変わってしまう上に、2メートルくらいの間隔で全く同じタイミングで同じ広告を表示するデジタルサイネージが乱立している待ち合わせには不向きな場所であった。しかしウチらはマブなので5分くらいで会うことができた。これがマブダチのパワーである。

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爽やかに浪人を勧めてくるデジタルサイネージ(神崎智洋撮影)

 会って3秒で姫路へ向かった。なんせウチらには時間がないのだ。大阪から姫路へ向かうだけでも割と時間がかかったのだが、ベラベラ喋ってゲラゲラ笑っていたらあっという間だった。内容はよく覚えていないが私が話した内容は確実に人の悪口だと思う。神崎智洋は東京の新居の話などをしてくれた。やはり爽やかでナイスなガイだ。

 

姫路に到着し、駅員に切符を見せて改札を出る。青春18きっぷ(ヤフオクで買った)を使って移動したため自動改札が使えないのだ。しかし18きっぷのおかげでかなりお得に移動することができた。これも神崎智洋の知識の賜物である。神崎、まぢ神。

姫路駅から生野に移動するには3回くらい電車を乗り継ぐのだが、その電車がめちゃくちゃ本数の少ないよわよわトレインだったので1時間以上待ち時間が発生した。そこで待ち時間で姫路を開拓し、昼食も食べてしまうことになった。姫路駅から出ると姫路城が見えた。城だけあってやたら立派だったが私は別に城には興味がなかったため特に写真なども撮らずに移動した。駅前に銀行を見つけたので現金をおろそうとするとエラーが出て結局おろせず内心めちゃくちゃ焦ったが最悪カードキャッシングすればいいやと思って落ち着いた。姫路駅前に湘南美容外科があるのが目に入ったのでデカい声で「姫路の人も整形とか脱毛するんだあ!」と叫んで神崎智洋に諭されてしまった。思ったことを全部口に出すのはやめよう。

昼食を求めて姫路のアーケード街を散策していると眼鏡屋が5軒くらいあった。神崎智洋が眼鏡を作らなくてはならないというので作るように勧めると「なんで姫路で眼鏡作るんだよ」と言われ、だって面白いじゃん...と思ったがそんな暇はないので昼食を取れそうないい感じの店を探す作業に戻った。しかし彼は静岡で旅行中に髪を切ったことがあるらしい。じゃあ眼鏡も作れば良いじゃん。サブウェイの看板を見つけたので覗こうとすると、そもそもテナントに営業している店が一軒もない。あの看板は嘘だったらしい。途中でかまぼこ屋に迷い込みかけたり、私が喫煙休憩を求めたり、看板にスーツでキメたオーナー(ラジオパーソナリティもしているらしい)の写真をラーメンより大きく載せているイカれたラーメン屋を見つけたり、美味しそうなおでん屋を見つけたものの営業時間外だったり色々あって怪しげな無国籍料理屋に入った。日替わりランチを頼んだのだが、これが異常に量の多いセットで完食できなかった。メインはクリームコロッケと唐揚げから選べて、私がコロッケをとって神崎智洋は唐揚げをとっていた。メイン、生春巻き、小さいサラダ、フォー、普通のサイズのご飯、ココナッツプリンのセットを1000円ちょっとで食べられる大変コスパの良いお店だったのだが、店内は女だらけで少なくともお客の中で男性は神崎智洋のみだった。箸が下手な私はフォーを掴み損ねてバシバシと汁を撒き散らしながらも黙々と食べた。しかし食べても食べても減らない。フォーなんて汁を吸って量が増えている。とんでもないところに来てしまったと思った。諦めた私はフォーを残してココナッツプリンを食べた。すると不思議とフォーを食べる元気がムクムク湧いてきてお米以外はなんとか食べることができた。満腹になってお店を出てアーケード街をまた少しグルグルして姫路駅へ戻った。濃い時間だった。

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情報を伝える気のない写真

 姫路駅から電車に乗って、2回くらい乗り換えるといきなり一両編成の電車に乗ることになった。カストレイン(カストレ)として名高いほくほく線以外で一両編成の電車など見たことがない。もしかすると生野は湯沢なのかもしれない。

生野には13時ごろに到着した。生野駅から播磨屋総本店までは全但バスで移動するのだが、次のバスをまで40分待たなければならない。駅舎に隣接している観光局を覗くとフリーWi-Fiが使用可能とのステッカーが貼ってあったので接続を試みたがそんなものは存在しない。また嘘である。嘘は播磨の伝統芸能なのだろうか。観光局のベンチには菊花紋章の座布団が置いてあった。踏み絵かもしれないと思ったが確かめる術もなかったので見て見ぬ振りをした。やることがないので駅舎を出て用品店の前に置いてある灰皿でたばこを一本吸って落ち着いた。神崎智洋は動いているのかすら怪しい少なくとも私は見たことがないデザインの自販機でオレンジジュースを買っていた。出てきたペットボトルは最近のものだったが、ジュースは冷えていないらしかった。しかし文句を言いながらもすいすい飲んでいた。これが理三の貫禄か。たばこを吸い終わり、駅の反対側にあるローソンへ入る。水と自然派ママ系のナッツを買ってバス停に向かおうとすると詰襟のヤンキーがバス停のベンチを占拠している。8人シートを4人で埋め尽くす最強効率。生野のヤンキー、やるな。生野のくせして生意気ねと思ったがすぐに別のバスで移動していたので許した。ヤンキーが消えたのでバス停のベンチに移動する。

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生野駅と観光マップ

特にやることもなくポニャポニャしているとそれらしきバスを見つけたが、中々バス停へつけないので運転手に乗ってもいいか聞くと、良いと言うので乗車したところ運転手はたばこをくわえてバスから降りていってしまった。両替をしたがった神崎智洋が両替できるか運転手に聞きに行くとバスの死角で天喫を形成していたらしい。ワイルドな町だ。バスは出発すると山の中をドシドシ進み、松茸直売所やパーティカラオケを通り過ぎて最寄り駅に到着した。

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パーティカラオケ(廃墟)

神崎智洋に頼りきりの他力本願トリップだったため駅名は忘れた。桂川から大阪駅までの電車以外は何一つ自分で調べていない。

バス停からしばらく歩くと吉野ヶ里遺跡をしょぼくした感じの異常な建物が見えてきた。播磨屋本店の生野総本店である。ちなみに播磨屋播磨屋本店までが屋号なので、正しく表記しようとすると播磨屋本店の生野総本店とかいうおかしなことになるが気にしないこと。

それはそうと感慨深くなってきた。これが夢にまで見た播磨屋なのか。私が小学生の時から日曜日や祝日が来るたびに家の周りでクソデカお気持ち表明をし続けた播磨屋。友人間で事あるごとにネタにされ、私の入院中には暇を持て余してLINEスタンプまで作成した播磨屋。なんだか人生における重大なフラグを回収した気分になった。そんなしょうもないフラグを回収するだけの人生は嫌だがそれにしても興奮する。まず入り口までのめちゃくちゃ長いポーチを乗り越えると水車が回っている。

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水車

神崎智洋は「本当に水力で回ってるよ!」と感動していた。感動していたかは知らない。嘘かもしれない。なんといっても嘘は播磨の伝統芸能なので播磨にいると無意識のうちに嘘つきになってしまう。これもまた嘘かもしれない。水車を超えると看板が立っている。

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リアル買物コース

この看板に従って進むと買物コースになるらしい。とりあえず買物コースを選択することにして、矢印の方向へズンズン歩くと光発祥の家に着いた。

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光発祥の家

光発祥の家に関しては説明などがなくよくわからなかった。そもそも光というのは発祥するものなのだろうか。光の発祥についてご存知の方がいらっしゃればご教授願いたい。

中に入ると店内は暗く、たくさんのおかきが並んでいる。中にはチョコレートがかかった洋風のおかきなども置いてあった。エコロジーに関して特別なポリシーを持っていること以外は概ね普通だったが、時々『真実』という助次郎の著作が840円で販売されていたりと異常性が隠しきれていなくてよかった。まあ840円で買える真実はおそらく播磨あるあるの嘘だろう。

 

私と神崎智洋は助次郎という名前のおかきを購入した。

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フィリッポリッピとシルバニアと助次郎

店内の休憩所にはほうじ茶とコーヒーのサービスがあり、3000円以上買い物するとぜんざいもいただけるらしかった。真実を4冊買うか迷ったが親バレを危惧して諦めた。重いし、真実はebookであれば無料で読める。興味があれば読んでみるのも良いだろう。

www.sukejirou.com

ほうじ茶をもらってぼんやりした後、理念コースがどうなっているのか確認するために光発祥の家から出て敷地内をうろついた。水車の前で犬の散歩のおじさんがたそがれていたり、従業員以外立ち入り禁止のデカい建物を見たりしたが助次郎の理念に触れることはできなかったし、ヨガをやっている人もいなかった。助次郎がいつもブログで自慢している三重塔は豊の岡工園にあり一日で移動することは難しかったので諦めた。良いところではあったが助次郎のエッセンスが薄かった。仕方ないので記念撮影をして帰った。

 この記念撮影、撮影してくれそうな人間が一人もいなかったため困難を極めた。最終的におかきの上にiPhoneを乗せてタイマーを使うことでなんとか撮影できたのだが、やはり田舎は大変だ。まあ人に気を使わず変なポーズができてよかったとも言えるかもしれない。

 

生野駅に向かうバスは私たちが行きに乗ったものがその日の最終であり、タクシーどころか人間と一度もすれ違うことのない道を自力で戻らなければ帰宅することができなかったため、かなりしんどかったが奮闘した。これもマブのパワーである。道はかろうじて舗装されていたものの所々苔に侵食されていたり、歩道がなかったり、トンネルを抜けたりとかなりインディ・ジョーンズであった。車道の横をズンズン歩くのだが、山の中なので景色がほとんど変わらない。途中で川があったりトラックが通ったりするのだが、民家以外の建物がほとんどない。延々と山道。歩いても歩いても山道。30分くらい進むとよくわからない場所によくわからないベンチがあったが、おそらく高校生カップルの逢瀬用だと思う。なんせ生野にはラブホがないどころかカラオケすら廃墟と化している。

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高校生カップル用ベンチに残された壁画

一度は解読したものの使う時がくるとは思わなかったのでメモを取らずに写真だけ撮ったら見事に失念した。儚い考古学だった。

その後も冒険を続け、民家に菅のポスターが貼ってあるのを見て自民党の魔の手が生野にまで及んでいることを知ったり、勾配のきつい下り坂を奇声を上げながら駆け抜けたり、ボロッボロのカトリック教会と書かれた何かが道路の上にあるのを見つけたので覗こうとして失敗したりした。

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よくわからない

神崎智洋はチキって見に行くのに反対したのだが、二度来ることないんだよ!?という意味不明な感情論で無理やり同意させた。このことから人を説得するときに重要なのは気迫であるということがわかる。汗をかきながらも喋っていると生野の町が見えてきた。小学校や町役場などが見える。

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小学校の汚ねえプールと町役場

とにかく日が暮れる前に駅に戻ることができてよかった。冒険で死者が出るのは大抵日が暮れた後であるため、日が暮れる前に逃げ切れればこっちのもんだ。電車まで時間があったので駅前の神社に入った。狛犬をシーサーと言ってしまうなど無知を晒しつつグルグルしていたが割とちゃんとした神社だった。神崎智洋は皇紀を西暦に直すのがめちゃくちゃ早くて素晴らしかった。

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神社の名前は忘れた

神社の前には世界人類が平和でありますようにもあった。世界人類が平和でありますようにの神社なのかと驚いていると博識な神崎智洋があれは勝手に来て勝手に建てていくので神社とは多分関係ないと教えてくれた。ニュージーランドにもあるらしい。

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世界人類が平和でありますようにとシーサー

神社を見終わってまだ時間があったのでローソンでアイスを買って食べた。なんとなくフルーツ系が食べたかったので白くまのアイスキャンディーにした。神崎智洋はチョコレートみたいなコテコテしたやつを食べていた。冒険の後のアイスは格別だった。アイスを食べ終わると食欲が出てきたので私と神崎智洋はかわたれを買ってローソンの前でモリモリ食べた。私はカニカマも買ったし神崎智洋もさけるチーズを買っていた。ちなみに人という字はさけるチーズが支え合ってできている。かわたれ以外は電車で食べることにして駅舎に入った。駅舎に入っても中々電車が来ないので持ってきた瞬足の縄跳びを神崎智洋に見せびらかした。下手な前跳びに飽きたので神崎智洋に貸してやるとサクサク前跳びをし始めたので悔しかった。向かいのホームの地べたに座り込んでパンツを見せびらかしていたJKがデカい声で神崎智洋の奇行を嘲笑している声が聞こえた。神崎智洋はすぐさま前跳びをやめ、小さな声で「俺、あそこの女子の中では一番勉強できると思う、理三やし」と言っていた。

 歩き疲れたのと朝早かったのとお腹が満たされたので電車はかなり眠かった。寝たかもしれないし、寝てないのかもしれないが眠すぎたので覚えていない。まあ覚えていないなら寝ていたのと変わらないだろう。姫路まではしゃべったりぼんやりしていたらすぐに着いた。姫路で降りて、少しだけ時間があったのでサンマルクで休憩した。私はトイレを使ったのだが、店内の表示に従って歩くと店舗の外に出て、さらに建物からも出て完全に屋外を歩いた先にトイレはあった。また嘘である。サンマルクでジュースを飲んでぼんやりして、時間がやばいので帰ろうとするとパトカーのサイレンが店内にまで響き渡っていた。これが姫路かと納得しながら外に出ると、スーツを着て顔を真っ赤にしたおじさんの集団がなんの変哲もないコインロッカーを指さして爆笑していた。中にはiPhoneでコインロッカーの写真を撮っているおじさんまでいたので私たちには見えない何かが見えていたのだと思う。木曜日の夕方という時間にもかかわらず姫路は狂っていて最高だった。

 

大変楽しい冒険だったが、播磨屋本店は思いのほか助次郎のエッセンスが薄かったのでそれだけが残念であった。反対に姫路はかなり狂っていたし嘘だらけではあったものの満足できる濃さのある場所だった。まあ二度と行くこともないだろう。

 

神崎智洋は私が作ったシールをiPhoneに貼ってくれていた。東京に行ってもテニサーに入らず、お茶の水女子大学のインカレ女にうつつを抜かさず、さらには助三郎のことを忘れないでほしい。

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助三郎シール

この助三郎というのは私の描いたキャラクターである。LINEスタンプもあるので暇な方は見てみてほしい。内容はおおむね憂国・警世メッセージで構成されている。

line.me

書き疲れたのでもう終わりにする。何か書き足すことがあったらまた更新しようと思う。